親子で箱根旅行
親孝行旅行は長女の会社の企画
 M子は今年の4月で入社2年目になりました。
 9月13日からの連休で社員旅行に出かけていますが、それとは別に親孝行旅行と称して、本人と両親の交通費の一部と宿泊費を会社が負担してくれると言います。
 東急ハーヴェストクラブジャパントータルクラブのいずれかのホテルから家族ごとに希望の場所を選ぶことができるというのです。
 伊豆や那須もあり、折角ならめったに行けない所というのが私の望みでしたが、主人のひとことで近いと言う理由で箱根に決まり。箱根だったら東急ハーヴェストクラブの箱根甲子園かジャパントータルクラブのホテルジャパン箱根。箱根甲子園は、私が昨年の社員旅行(番外編2007年12月6日参照)で行ったばかり。ということで、ホテルジャパン箱根になりました。

 M子は、親の希望を優先したいと言ってくれましたが、お父さんは直接ホテルに行って温泉に浸かって美味しいものをいただいてお酒を飲めればいい、と言い、私は昨年行ったからM子の行きたい所に付いて行くと言いました。本当はサイクリングができたらいいな、と思ったけどM子の興味は体育系ではなく文科系ですから無理でしょう。
一日目 9月26日(金)    くもり時々小雨
ルート
10:01町田発ロマンスカー乗車−10:58箱根湯本着−登山電車に乗り換え−強羅下車−強羅で昼食−12:17バス乗車−ガラスの森美術館下車&見学−箱根湿生花園行きバスに乗車−箱根湿生花園下車&見学−15:05発バスに乗車−仙石案内所前でバス乗り換え−桃源台下車−お土産購入−お父さんと合流−タクシーでホテルへ
 朝起きてからしばらくは頭がボーッとしていた私ですが、ロマンスカーに乗った頃からハイテンションになってきたのか冗談炸裂です。
 M子は私のボケにちゃんとツッコミを入れてくれるし、面白ければ笑ってくれるしくだらなすぎるとあきれてくれるので、ボケ甲斐(?)があります。
 ウケ狙いのボケやダジャレの連発。
 「頭が回転してきてボケが冴えてきた。」
 いしちゃんこと石塚英彦じゃないけど、自分のジョークに自分でウケて笑い苦しんだり。
 「言いたいと思わなくてもあふれるようにダジャレが浮かんでくるんだもん。」
 M子「疲れる。」
 私「昔からよく言われる。自分でも疲れる。」
 私、て自分でジョークを飛ばして人を笑わせるくせに、結構自分自身が笑い上戸なんですよね。
 「こんなに(笑って)腹筋使ってるのに、おなかの肉減らないのよね〜。」
 そんなわけでロマンスカーでは(私は)退屈することなく時間を過ごし、ブログのネタ帳用に憶えておきたいくらいでしたが、多すぎてというかくだらなすぎてというかどうでも良くて、何を言ったかほとんど忘れました。その後もこの旅の間はそんな調子です。

ガラスの森美術館  写真集 by ふぅ
イベント1
 陽光に輝く光の回廊〜幻想の世界へ誘うクリスタルガラス〜
  開催期間:2008年4月20日(日)〜
  陽光に輝くクリスタルガラス、その美しく溢れる光の中、遥かなるヴェネチアへと続く回廊。風に吹かれ揺らめくクリスタルガラスが、プリズム状の輝きを放ちます。
 
イベント2
 愛の扉をひらく指輪展 〜リングに込められた誓い〜
 開催期間:2008年4月20日(日)〜10月31日(金)
 世界でも有数の指輪コレクターである橋本貫志氏の所蔵作品より厳選した80余点を通して、その輝きに秘められた時代背景、そして人々のあふれる想いが紹介されています。
  

箱根湿生花園  写真集 by ふぅ
 箱根湿生花園から桃源台まで、晴れていたらレンタサイクルに乗りたい私だけど、あやしい空模様でいつ降り出すかわからないし、M子の体力を考えて諦めました。

仙石原ススキ草原〜桃源台  写真集 by ふぅ

 ホテルは4時にはチェックインできるというので、その頃ホテルでお父さんと落ち合う予定でした。
 でも、ロープウエイに乗って大涌谷に寄ってくる予定だった主人は運休のためバスで桃源台に向かっているとのことです。
 ホテルまで桃源台から徒歩8分ということですが、お父さんだったらタクシー使うかもしれないね、と言うことで、桃源台でお父さんを待つことにしました。
 明日お父さんと一緒のときにお土産を買う間お父さんを待たせたら気の毒だよねと母娘は気遣い、桃源台でお父さんを待つ間にお土産を買いました。
 
 お父さんが桃源台に着きました。案の定タクシーに乗ると。お土産の荷物が増えたM子と私はふたりで(^_^)v。

 徒歩8分の道ではなく、広い車道を走ったらとても8分で歩いて行けるような距離ではありませんでした。

ホテルジャパン箱根 by ふぅ
 夕飯のあと9時から夕飯の場所がバーになるから、また飲みに来よう、と言っていたのですが、夕飯でいっぱいいただいた上、ビールも飲みすぎて、疲れも出たのか、部屋に戻ったら、主人はバタンキュー、私も早々に眠りに就き、M子はテレビ映画のスパイダーマンを見たあと少ししてから寝たようです。

二日目 9月27日(土)  晴れ
ルート
10:00ホテル出発−10:37芦ノ湖キャンプ村発ひとりでサイクリング−元箱根で3人落ち合う−箱根町港−箱根関所入口−箱根関所跡−箱根関所跡見学−レストランノアで昼食−ひとりサイクリング−箱根神社見学−樹木園(九頭竜神社−湖畔門)−芦ノ湖キャンプ村−桃源台−ロープウエイで大涌谷−早雲山−強羅−箱根湯本−町田−自宅
 夕べはバーに行くことはなく朝まで寝て、早朝大浴場に入って、朝食は9時15分から(8時15分とのいずれかを予め選ぶのでした)。
 大浴場は天然温泉だそうです。女湯は金太郎、男湯は九頭竜をモチーフにした32面体ステンドグラスの大浴場。
 主人と私は6時前に入浴し、M子は夕べ酔っ払ったふたりのいびきがうるさくて眠れなかったと、ギリギリまで寝てからお風呂に入りました。
 お風呂に入ったらお腹が空いて空いて朝食が待ち遠しい。8時15分からにすればよかったね。

 今日の予定は、桃源台から海賊船に乗って元箱根に行き、その辺で昼食にしよう。その後また海賊船に乗って桃源台に戻り、ロープウエイに乗って大涌谷で黒たまごを食べて、またロープウエイに乗って早雲山まで。ケーブルカーで強羅に出て登山電車で箱根湯本に出て帰ろう、というのが主人の案。
 出発は11時だと言います。
 え〜、そんなに遅いの?さっさと行ってさっさと帰ろうよ。帰ってから掃除したいんだから。
 掃除は明日でいいよ。
 明日はサイクリングしたいの。
 おまえの都合なんかに合わせてられるか。

 そもそも、最初からみんなの興味も体力も全然違うのだからそれぞれが行きたい所に行ってホテルで落ち合うのがいい、と私は思ったのですが、M子はせっかくの親子旅行なのだからみんなで一緒に行かないと意味がないと言います。
 そうだね、と私は賛同したけど、お父さんはどこへも行きたくない。それはつまらないから、M子と私だけ一緒に遊ぶことにしたのでした。
 二日目も、私はふたりに合わせて海賊船に乗るつもりでいましたが、折角天気がいいのに朝食済ませてからホテルを出るまでの時間がもったいないと思ったので、ここは急遽、元箱根で落合うことにして私はレンタサイクルで走るためにホテルをひとり先に出発して芦ノ湖キャンプ村へ向かいました。主人は、テレビでメジャーリーグの試合を観たいのでした。

 私は10時のシャトルバスに乗って桃源台に行き、そこから貸出自転車の受付をしていると言う芦ノ湖キャンプ村へ歩いて行きました。

 ホテルでレンタサイクルできる所を尋ねたらそこを紹介してくれました。
 「電動アシスト自転車もありますよ。」
 「そうなんですか。・・・多分使わないと思いますけど。」
 ホテルの人、怪訝な顔。

 キャンプ村に行って自転車を見たら、電動でない自転車はスポーティな形はしているけれど全くのノンギアで前カゴも付いていません。
 電動アシスト自転車だなんて、ママチャリストのプライドが許しません。でも、着替えの入った荷物もあるので前カゴは必須。それにノンギアではさすがの私も箱根の道は無理です。
 アシストをオフにすれば3段変速機付きの普通の自転車になると言うので、26インチの電動アシスト自転車を借りることにしました。

 元箱根で乗り捨てることができません。また貸出場所まで戻らなければ。海賊船にも乗ってみたかったので、聞いたら子供料金をプラスすれば、自転車も海賊船に乗れるということです。

 サイクルコンピューターも付いています。これはまた楽しみが増えそう。
 出発しました。いつものフラットバーと違いU字型のハンドルで、ギアもスタート時は一番軽いギアになっていて軽すぎて、乗りづらかった。
 なんとか乗る感覚を得て進んだら、サイコン作動しないじゃないですか。故障しています。
 レンタル料金は1時間500円で返却時に精算。ここで戻って時間をロスしたら損だけど、サイコンが動かないんじゃもっと面白くないので、また戻って自転車を取り替えてもらいました。
 時間をリセットして欲しい気持ちでしたが、自分の口から言うのは不愉快なので黙っていました。
      
サイクリングルートマップ

 最初、早速道に迷って、道を聞いたおじさんの言うとおり走ったらまたキャンプ村に戻ってしまい、貸出時キャンプ村の人の道の説明を軽く聞いただけの私は道を勘違いし、道がわからなくなったのですが、もらった地図をちゃんと見てやっと道を見つけ、サイクリングロードに入りました。

サイクリング往路 芦ノ湖キャンプ村〜元箱根
 サイクリングロードは湖に沿っていますが、道の両サイドは木が茂っていて湖の景色はほとんど見えません。元箱根まで湖が見れたのは1回くらいでしょうか。

 電動アシスト自転車・・・なんて楽なの!!力は、オートエコ、標準、強と3段階になっている上にギアも3変速ギアを同時に使えます。
 ギアはずっと一番重いままにし、坂道の傾斜に応じてオートエコと強を使い分けました。
 どんな急な上り坂も強にすると後ろから押されたように楽々上ることが出来ます。
 あんまり楽なのでおかしくて笑いが止まりません。
 ママチャリストのプライド?そんなもの、すぐ捨てちゃいました。
 
 11:18 元箱根に到着しました。
 M子に電話したら、11時20分発の海賊船に乗って出港を待っているところだと言います。
 元箱根ののりばで聞いたら桃源台から元箱根まで40分かかると言うので、それまでその辺をグルグルまわって時間をつぶしました。のりばの建物に入るときGPSの電源を切ったまま、しばらくONにするのを忘れていました。

 時間になったので、海賊船のりばに行って、ふたりが下船するのを待ちました。
 
 12時、3人落ち合いました。

 主人は箱根関所跡を見て昼食にしようと言いました。
 あれ?ここから歩くと遠い。箱根関所跡に行くなら箱根町港で下船すべきだったのです。
 関所跡でまた落ち合うことにして私は自転車で移動。ふたりはバスを探しに。

 恩賜公園の駐車場の横に箱根関所入口とあったのでそこで止まり、M子に電話したらバスがないのでタクシーで関所跡に行くと言います。
 私が止まった所に跡という文字がありません。
 車道沿いに出てタクシーが通るのを待ちます。ふたりの乗ったタクシーが私の前を通り過ぎました。私はまた自転車に跨りふたりを追いかけます。電動だから急いでも全然しんどくありません。
 箱根関所跡というバス停。タクシーも2人も見えません。右折したのでしょう。道路を渡って小道に入ったら、Uターンするタクシーとタクシーから降りた2人が見えました。

箱根関所  写真集 by ふぅ

 関所を見終わったので、少しお土産やさんをのぞいてから、箱根町港のレストランノアで昼食にしようと移動します。
 あらま、ダーリンたら、私の自転車奪って乗って行っちゃいました。なんだかフラフラしていてM子と私は後ろから心配して見ていました。
 後から歩いてレストラン前に到着しても主人の姿が見えません。自転車の置く場所を探してから戻って来ました。私が、レストランの裏に自転車を止めてきてレストランで食事。
  
 食事の後、また桃源台に戻ります。さきほど海賊船から降りて来たふたりに感想を聞いたら、寒かったと言い、景色は?と聞けば富士山が見えないから大したことないと言うので、帰りも私は自転車で戻ることにしました。
 海賊船組と自転車組は別れてまた桃源台で合流します。
 箱根町港発の海賊船は14時50分。只今14時30分。桃源台到着まであと1時間あります。
 時間に余裕があるので、私は箱根神社と樹木園に寄ることにしました。

サイクリング復路 箱根町港〜芦ノ湖キャンプ村

 サイクリングしたら、やるべきことをやり遂げたような満足感が湧いて、M子に心から「ありがとう。」が言えました。

 桃源台からロープウエイに乗って大涌谷で黒たまごを食べて帰りました。

 箱根湯本の「山そばで」夕食を取り、19:17発ロマンスカーに乗って帰宅。
 
とってもとっても楽しい箱根旅行でした。ジャンジャン。おまけ