楽しかったーっ!スーパーママチャリグランプリ富士スピードウェイ自転車レース
2009年1月10日(土) 快晴&強風
我がチーム”ラードマンと愉快な仲間たち”は968チーム中121位・・・でもそんなことより
 F1レースが行われる富士スピードウェイをママチャリで走ったらどんなに気持ちいいだろう。
 広々としたコースを車を気にすることなく思いっきりスピードを出したらどんなに爽快だろう。
と、やっちさんの「ふぅさんも(レースに)出たいですか?」の甘い言葉にすぐ乗っかった私でした。

 でも、最高斜度8%で長い上り坂もあるからと、1周4.5kmを全力で走りきれるか、イメージが湧かずやや不安。

 この大会は、1周4.5kmのコースをチームで7時間以内に1台のママチャリで何周回れるかを競うものです。
 1チームを4人以上12人以内で編成し、1周ずつ走ろうがひとり何周走ろうが作戦は自由。
 うちのチームは平均年齢43.5歳の8人。最年少は26歳。最年長はタカと私。
 とりあえず最初はひとり1周ずつ走ろうということに。
 第1走者ラードマンさん・・・チーム名のその名はメタボ体型からとのことですが、最近は痩せたそうです。仕事のストレスで?
 第2走者そえちゃん・・・カーレースのライセンス保持者
 第3走者やっちさん・・・ふぅのブログ友達
 第4走者ふぅ
 第5走者タカ・・・ふぅの大学時代のバスケット部の同期。専攻体育
 第6走者T君・・・ゆとり教育世代の若者。ランドナーで片道10kmを自転車通勤
 第7走者S君・・・熱狂的な横浜ベイスターズファン。この日もスタイルはベイスターズ一色
 第8走者まことさん・・・タカと私の次に年長者。片道3km弱を自転車通勤

 継走がうまく行くようにサドルの調整がしやすい身長の順でやっちさんが組んでくれた順番です。

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スーパーママチャリグランプリ富士スピードウェイ自転車レース
 スーパーママチャリグランプリ2007

 スーパーママチャリグランプリ2008

 富士スピードウェイで行われたのは、今回が2回目だそうで参加者は前回の2倍だそうです。
 エントリーリストを見るとわかりますが、神奈川県などの関東地方、静岡県からの参加者が中心ですが、長野県、岐阜県、兵庫県、大阪府、福島県等からも集まっています。

 会場は前夜から入れるクリスタルルームなるものがあって、暖房が効いて2階の室内から外を見ることができますが、私達は、外のBBQエリアに陣地を張って待機しました。
大会の前
交通手段と天気
 当日の受付が朝7時までなのですが、私は当日の始発電車に乗っても間に合わないので、チームの皆さんも揃って前日泊まりがOKとのことで、前日車で御殿場まで一緒に行ってホテルグリーンプラザ富士に泊まれるよう、みんなやっちさんが手配してくれました。

 前日は、朝から雨。雪こそ降りませんでしたが、当日の会場付近の天気と路面の凍結が心配。
 金曜日の仕事を終えた後、やっちさん達の乗った車は、7時半頃私をうちのマンションの前で拾って、8時半頃だったかな?タカのご主人に東名秦野中井のバス停に車で送ってもらったタカを拾って、御殿場へ。

 夜7時半頃、やっちさんたちが私を迎えに来てくれたときも、まだ冷たい雨。
 秦野中井でタカを拾ったときも。
 東名を走っている間は、雨も小止みになったりまた降ったり。
 御殿場ICで東名を下りたときは止んでいました。
 ホテルに向かう道は路肩に雪が3cmくらい積もっています。
 ホテルに着いて車を降りると地面が凍っていてこわい。

 当日の朝、雨も雪も降っていないけど、道路も富士スピードウエイの会場内も所々凍結していて心配でした。
 会場に着いた朝6時頃はまだ真っ暗で、会場の駐車場で8人乗った私たちの車が滑ってクルクル回ったときはこわかった。
 ほかの車と接触事故でも起こしたら、面倒くさいことになってテンション下がるじゃない。
 でも、無事で良かった。
 後で知ったのですが、クルクル回ったのは、車を運転していたカーレースライセンス保持者のそえちゃんのおふざけだったんですって。

 夜が明けると、とてもいい天気になりました。
 コースはレッカー車で塩化カルシウム(?)を散布して氷を溶かして、予定より10分ほど遅れてレースはスタートしました。

 最初は霧がかかっていた空もやがて晴れ渡り、天気は素晴らしく良くなりましたが、風が出てきました。
 自転車に向かい風は最大の敵です。

メンバーと懇親
 前日、夕飯に寄ったBigBoyでメンバーの紹介をしてもらいました。
 皆さん、実直で優しそうな方達ばかりです。
 私は苦手なのですが、タカが臆することなくフランクにしゃべってくれたので、私もとても助かりました。
 お酒の好きな人が約4名(タカと私を含む)居て、タカも私もジョッキ生1杯。タカが居なければ私は飲みたいなんて言えなかった。
 タカは食欲旺盛だったけど、私は家で待っているときパンを1個食べたせいかあまり食欲ありませんでした。夜はたいていそうですが。
 ホテルに着いて部屋を割り振った後、一部屋に集まっておしゃべり。
 用意のいいタカは小袋に入ったつまみが大袋に入った「大盤振る舞い」なるお菓子とあたりめ持参です。
 途中で翌日の朝ごはんを買いに入ったローソンで各自買ってきた飲み物も持ち寄って。
 タカと私は、翌日のレースのために控えめに500ml1本ずつ。
 0時近くになって解散。
 そのあと、部屋つきのシャワーを浴びて、タカと積もる話もしたかったけど、翌日に備えて少しだけでがまんして寝たのは1時半頃になりました。

ロビーに朝5時半集合
 朝4時10分にアラームをかけていたけれど、一度では起き上がれず4時20分になんとか起きて朝シャン。
 う~ん、目の奥が重い、ヤバイ。頭痛が起きなければいいけど。コンタクトレンズが入ればいいけど。
 どちらの心配も大丈夫でした。
 朝は熱いコーヒーを飲まないと頭も体も覚めない私。ロビーで缶コーヒーを飲みました。
 タカは昨日買ったヨーグルト。

6:00過ぎ 会場の駐車場に到着
 1,000台以上は車があるでしょうから、どんなにか駐車場も渋滞するだろうと思われましたが、割りとスムーズに入ることができました。

スタートまで
 車に載せてきたママチャリを組み立て、しばらく歩いて入場料1,000円を払って入場し、BBQエリアに陣地を張って、スタートを待ちます。
 地面はまだ氷が残っていて滑ります。
 テーブルもセットされ、お昼ごはんのおでんなべの準備もOK。
 ここで私は朝食のおにぎりを2個食べました。

 イベントを進行、実況する女性アナウンサーの溌剌とした声が流れます。
 ラジオ体操が鳴ったけど、足元が滑って体操どころではありません。

 時間があるので、ピットを下見。
 スタート準備ができたので大会説明のためにピットに集合。時間になり第一走者だけ残して他のメンバーは退場。これが大勢だから時間がかかるのよ。

 さあ、いよいよスタートです。
ホテルグリーンプラザ富士に到着
   
メーンエベントォ~レース本番
1周目
 第一走者は大変です。ペースメーカーの自動車が先導しますが、最初は団子状態です。
 トップのチームが8分台で戻ってきました。
 そのうち次々と第一走者がピットに入ってきます。
 ラーダマンさんはまだ?大丈夫かなあ、途中でトラブルあったんじゃないでしょうねえ。
 やがて無事ラードマンさんが帰還。
 次はそえちゃん。カーレース用の重そうなヘルメットをかぶっての出陣です。
 ひとり13分くらいで戻れれば上々だと。
 次はやっちさん。あれ、思いのほか遅くない?
 戻ってきました。次はです。
 やっちさんが自転車から降りるとすぐ手際よくサドルを下げてくれて、私を送り出してくれます。
 大きな声で「無理しないでねっ!」と。
 私のこと、すぐ向きになる無謀なヤツだと思ってるのかなあ、と内心おかしかった。
 無茶はしませんが、頑張りまっせぇーっ!
 いつもは腸が不安定な私ですが、今日はそれもなく体調は悪くなさそうです。

 ピットから最初のカーブまでは平坦な道。ピットを出てまもなく、前の人をよけながらスピードを出します。やっちさん、6段変速の4速のまま。これじゃスピード出ませんよ。
 6段に上げて猛チャージ。まもなく長い下り坂。広い!気持ちいい!
 ペダルを踏み続けていましたが、やがていくら漕いでもペダルは空回り。かなりスピードが出ていると思います。スピード計はついていないのでどのくらい出ているかわかりません。
 風の抵抗があるので、頭を下げて突進。
 これなら10~12分くらいで行けるんちゃう?
 最初の上り坂。ペダルに抵抗を感じるごとにギアを下げ、立ち漕ぎします。
 が、足が思うように動かん。足が温まっていません。と思いながらも回転だけはさせています。
 上り坂では向かい風。きつーう!なんや、この風はぁ、やめて~。
 押して歩いている人たちもいっぱい。そんなこと私にはできない。
 正面に真っ白に雪を頂いた富士の山。大きーい!スゴーイ!きれい!写真撮りた~い!
 そう思いながら、どんどん人を追い抜いていく快感。
 最後の上り坂が長くて、向かい風できついのよ。立ちこぎしたり座ったり。でも足は回転、回転。
 気持ち悪くなってきた。無理してるのかなあ。でも、休むわけにはいかない。今日はこの1周を走ったら、もう走らなくてもいい。気持ち悪い。
 最後のコーナーを回ると、ピットまで直線です。息はハァハァして気持ち悪いけど、幸い足は回ってます。所々カメラマンが居て撮影しています。ピットの手前のカメラマンの前で、思いっ切り前傾姿勢になってスピードチャージ。
 ピットロードに入ったら安全走行。スピードを落として交代場所を探します。決めていた目印がよくわからず、ノロノロ。
 やっとタカを見つけて交代。
 「頑張って、気をつけて!」
 13分以上かかっちゃったみたいだなあ、悔しい!

 タカ、まだ戻らないけど大丈夫かなあ。最初頑張りすぎて途中でバテてないかなあ。
 タカが戻ってきました。
 途中で風に煽られてころんだと、膝が破けています。大丈夫?膝打たなかった?

 トイレに行きました。私はやっと腸が動いてきてスッキリ。でも、やっぱり吐き気。
 トイレで吐いたら、楽になりました。
 タカも血が頭から下がったような感じで気分が悪いと。
 トイレの横の洗面所の前の板の間の上で横になります。
 私が横に居るとしゃべって休めないだろうと、タカを置いてみんなの居る所に私は戻りました。
 心配をかけたくないので、タカと私の容態については黙っていました。
 みんなも1周目きつかったみたいだけど、誰ももう走りたくないとは言わないので、私も、もう少し休めば大丈夫かなと思ってギブアップ宣言はしません。
 丁度お湯が沸いたので、ドリップコーヒーを1杯飲みました。
 「富士山、きれいだったでしょう。」と言うと、やっちさんも富士山に感動したと言っていたけど、他の人たちは、富士山なんか見てる余裕は無かったと言いました。
 タカの様子を見に行くと、大丈夫、時間を見計らって戻るからと。
 しばらくすると、明るく元気な顔で戻ってきました。良かった。

 風が強くて、BBQエリアのテントが飛ばされてしまうほどです。

2周目
 1周目を一巡して2周目。
 やっぱり風きつい。やだー、こんな向かい風。でも、1周目より体が温まっているせいか、足がつらくありません。今度は調子いいぞ。
 交代場所も、今度は迷うことなく着いたのに、タカが居ません。
 あわてて出てきてチェンジ。
 後で聞けば、私が思ったより早く戻ってきたのでまだ準備ができていなかったのだそうです。そうね、2周目は私調子良かったからね。
  2周走り終えたみんなの感想は、1周目より楽だった。皆同じです。

 おでんも温まってきて、皆好き好きに食べていますが、私は全く食欲なし。
 昼頃になると、タカも断然元気になって食欲旺盛。
 私は、食べるとまた吐き気がしそうなのでだめです。まだおなかも空きません。サイクリング中も、時間がもったいなかったり面倒くさかったりで、食事の時間がずれることはよくあることです。

 やっちさんが、コースに入って、みんなの写真を撮るというので、私も付いていきました。
 陣地からだと富士山が見えないので、コースから富士山の写真を撮ろうと思って。
 でも、コースに下りると、フェンスが邪魔です。結局途中の道から撮りました。
 コース上は強風で寒いし、次の順番が気になるので、私はコースに長居せずに戻りました。
 2時ごろになると、私もおなかが空いてきたので、空腹で力が入らないと困るので、少し食べることにしました。
 おつゆを少しと大根とさつまあげをひとつずつ。

 どのへんか覚えていませんが、我がチームの順位が130位と聞きました。その後117位に上がったとも。

3周目
 やっちさんは、そのままコースでみんなの写真を撮るからと、3周目はパスするとのこと。
 私は、今度はそえちゃんの次。
 先に3周目を走ったラードマンさんが走っているときチェーンが1回はずれたそうです。
 え~、途中ではずれたらどうしよう、不安。SOS出せるように携帯持ってった方がいいかなあ?でも、そのときはそのときさ。いや、はずれない、大丈夫、と信じて出ます。
 3周目も相変わらず向かい風がきつい。横にも振られそうです。
 やっちさんが撮影スタンバイしているヘアピンカーブを通るときは、やっちさんが見つけやすいように外側を走れという伝令が回ったので、私もアウトコーナーに当たる右側を走ってきましたが、次のカーブで皆左に寄って行ったので、私は中央を走って、思いっきりやっちさんに手を振りました。
 そう、余裕のよっちゃんです。でも、やっちさんは気付かないのか、カメラを構えてくれません。やっちさんのだいぶ手前からまん前に行くまでずっと手を振っていたのに、まん前に近付いた頃やっと気が付いてくれました。そして、カメラを構えたときには、上りに備えて猛ダッシュ。
 それにしても、富士山きれい、最高!この次はカメラ持ってきて撮ろうかなあ。どうせ殆どの人はこの先歩いていて、写真撮ってもすぐ追い抜けそうだし。

 その先がまたきついんだわ。自転車を押しながら、あるいは足を止めて下を向いてつらそうな女性も居たなあ。
 9割近くの人は上り坂で押し歩いています。私も息も腿もつらくなってきて休みたくなりましたが、歩くよりは速いので頑張ってペダルをこぎます。でも、今度は立ち漕ぎできません。かなり腿にきてます。片足に力を入れて踏み込んでいる間にもう片方の足を休める作戦です。
 今度もなんとか走破。
 
 タカは3周目の途中で、チェーンが外れたと思って、やっちさんの方に走り寄ったので、やっちさんが気が付き、しっかり写真が撮れたらしい。チェーンは無事でまた走り続けることもできたと。

 会場では、ずっと女性キャスターの実況の声、F1レース関係の人が解説だかなんだかで声が流れています。時々現場のインタビューもあり。
 参加チームの番号とチーム名を時折順番に読み上げています。
 468番の我がチーム「ラードマンと愉快な仲間たち」が読み上げられたのは、1時35分。
 まだ半分にも行きません。レース終了予定の3時40分までに全部読み上げられるのでしょうか?

 3周目をパスしたやっちさんの代わりに、一番若いT君が3回目は2周続けて走りました。
 でも、さすが若者、走り終わって戻って来ても涼しい顔です。

 私は、胃も落ち着いてきて少し食欲が湧きましたが、食べて吐き気を起こすのが心配で、4周目を走り終わったら、またおでんを食べようと楽しみにしていました。
 4周目の順番を待つ間、タカとお土産を買ってきました。
 階段を昇ったとき、腿がつらかった。4周目走れるのでしょうか?

 救急車のサイレンの音が聞こえます。参加者も疲れが出てきてころんだりしてけが人も出たようです。

 レース終了まであと少し。私が4周目を走ったところで記録は終了、次のタカは記録に入らないけどもう1周走らなければならないでしょう。
 
4周目
 今度はやっちさんも走って、私に自転車をバトンタッチ。
 ピットのコースにみんな飛び出してきて、走るのに邪魔~っ。
 富士山は、さっき待っている間に撮ったので、カメラは持ってきていません。これで最後、思いっきり走りきろう。
 他の走者も飛ばしています。でも、やはり皆、最後の上り坂で苦しんでいます。風は相変わらず我々に冷たい。
 今度は立ち漕ぎできるところは立ち漕ぎして、力のある限り精一杯走りました。
 最後の直線も。ひとりでも多く抜くために。
 うちのチームの記録は私で最後ですが、もう1周タカにタッチしなければなりません。
 タカが居ない。
 やっと見つけて交代。ここの時間、てもったいないね。

 最後走り終えておなかも空いたので、やっと安心しておでんが食べられると思って陣地に戻ったら、おなべの中はほとんど空でした。そうだ、みんな私より先に走り終えたから、片付けも兼ねておなべの中もきれいにしちゃったのね。残念。

最後
 次々と走り終わった人たちが戻って来てピットは混雑して来ました。
 最後に走り終えたタカを迎え入れて、無事レースは終了です。
 
 BBQエリアに陣取った所を後片付けして、モニターに出る順位を見たら、最後は130位。117位からまた下がっちゃったのね。
 片付けた後、レース車のママチャリを中心にして、みんなで記念撮影。

 表彰式を待つ間、荷物を駐車場の車に置いてまた戻って来ようと、年寄り4人を残して駐車場に戻りました。
 でも、車に戻った人たちは、疲れてもう会場に戻るのが面倒になったらしく、その場に残ったやっちさんとまことさんとタカと私だけ表彰式を見ました。

 130位だと思ってやっちさんがトロフィーを受け取りに行ったら、121位になっていました。
 130位は、7時間過ぎたあとのタカが走り終えたときの順位で、121位は7時間以内の最後に私が走り終えたときの順位で決まったようです。

 表彰式を少し見てから車に戻りました。車まで優に20分は歩いてかかったみたいです。 
富士スピードウェイ
大会の後
 上り坂の向かい風がしんどかったけど、9割近く自転車を押して歩いている中で、私は一度も押すことなく、4周とも走りきりました。
 コース上から見る富士山は見事で、風が半端なく強い中でのレースは、とても充実したものでした。
 頑張った満足感でいっぱいです。
 だから、もうこれで最後でいいです

 ヤビツを初めて上った後はもう二度と来たくないと思ったり、湘南平は足をついてしまったから、しんどかったことを忘れた頃にはリベンジしたいと思って再度チャレンジしましたが、今回のレースは思い残すことなく走れたので、リベンジの思いがありません。
 あえて言えば、あの向かい風に苦しめられなければ、もっと楽に上れたかなあ、と確かめたい思いもありますが、もうあんなにしんどいのはいやだと思うくらい走り応えのあるものだったから満足感を得られたのだと思います。

 何が嬉しい、て、こんなおばんふたりをチームメイトとして受け入れてくれたやっちさんとそのお仲間たちの優しさです。
 それがなければ、こんなに素敵な体験はできなかったからです。
 いい冥途の土産になったと思うのは、タカと共通の感想です。
 レースもさることながら、往復の足、宿泊先の手配、レース中の待ち時間の食事の準備など、すべておんぶにだっこでしたから。
 私がイベントを好まないのは、その辺のことが面倒で人混みや行列待ちが嫌いだからです。
 また、忘れてならないのは、ポジティブなタカの参加。女ひとりでは知らない男性たちとの参加は難しかったでしょうから、私がこの大会に出られたのは、タカのおかげも大きいのです。
 タカは、昨年末から大変なことがあって、その後も忙しく、寝不足が続いていたのに、元気に明るくみんなと接してくれました。
 みんなととてもよく打ち解けてくれて(私より)、つまみも用意してきてくれて、みんなの写真をこまめに撮って、本当に気配りの効くステキな女性です。
 それにしても、彼女の食欲には感心。あれだけ食べっぷりがいいと、見ていて気持ちいいですね。あの食欲だから、日々忙しくても元気でいられるんですね、きっと。
 私みたいに太っているくせに食べないと、一緒に食べていても楽しくないよね。
 私は見かけによらず胃も弱くて、食べ過ぎると胃腸の調子がよく狂うので、旅先などでは特に思いっきり食べることができません。
 
帰り道
 駐車場を出るときは、最初牛歩のごとくでしたが、出口がひとつ増えたようで、駐車場の渋滞から抜け出せた後はスムーズに走ることができました。

 おなかが空きました。
 夕飯は御殿場ICそばのジョナサンで。
 ここでも、とてもおなかが空いていたはずなのに、ジョッキ生ははずさなかったけど、軽いメニューしか頼めませんでした。
 食べ終わって、秦野中井ICで降りてタカのおうちまで。タカがいる間はタカと私のふたりで実直な皆さんには通じないようなバカを言いながらうるさかったのですが、タカが降りた後は、車内はとても静か。みんな疲れてるからだけど、タカは、死んでもしゃべってそうな人ですね。

 20分ほどでまた東名高速に戻って、次は私が降りる番です。
 とても楽しかった。この時間が終わろうとするのが、とても名残惜しく、寂しい。

 うちに着いたのは、8時頃だったでしょうか。
 お疲れ様でした。ありがとうございました。皆さんとさようなら。

帰宅後
 「ただいま帰りました。」
 「お帰り。」

 「メシ。」
 あ、M子には言ったけど、主人には帰りが夜になると言ってなかったかも。M子からも伝わっていなかったみたいです。帰るコールもしてないし。
 コンビニ弁当で許してもらってローソンに買いに出ました。

 すぐお風呂に入る前にもう少し休みたくて、先にM子がお風呂に入るのを待つ間に、ビール350ml缶を飲んだら、そのまま居眠りしちゃいました。
 夜中に目を覚まして入浴。
 入浴後、しばらく楽しかった週末の興奮と余韻を楽しんでいました。

 今日のレースの正式の結果は1ヶ月くらい後にホームページに載るそうです。